ポップシンガー（2014年生、母ケイアイポップス）

ポップシンガー（2014年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ポップス歌手。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時9歳）と交配したケイアイポップスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島正広。主な勝ち鞍は2020年の三浦特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島正広から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、川島正広から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストックによって248.4万円で落札された。7歳のとき、村山卓也から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって396万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2017年）

2月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレディカママルを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月24日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ミスドバウィに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

11月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノユーリンに2馬身の差をつけて優勝

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたモズワッショイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2018年）

1月21日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず最後はトキワと並んで9着同着となった。

6月23日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレトリアにアタマ差交わされて2着となった。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月19日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシゲルベンガルトラ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月3日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のコウギョウブライトに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの三峰山特別（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月15日、中7週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

6歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月13日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のカミノコに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

8月1日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず17着に終わった。

11月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上3勝クラスの秋嶺ステークス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた34戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。