スペチアーレ（2012年生、母ターキー）
Speciale
2012.04.15
スペチアーレ（2012年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「特別な（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したターキーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の邁進特別(1000万下)。
経歴
デビュー前
矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2014年）
6月29日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシーナリーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。
8月9日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
10月5日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。
10月26日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。
3歳（2015年）
5月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。
5月31日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。
7月26日、中7週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
8月22日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。
10月25日、中8週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。
11月7日、中1週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。
4歳（2016年）
2月27日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
3月5日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。
5月15日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。
5月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。
7月30日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。
8月21日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミキノドラマーからクビ差の2着に惜敗した。
10月2日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のシャインレッドを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。
10月22日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月5日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。
5歳（2017年）
2月19日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。
4月29日、中9週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。
8月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月26日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月3日、連闘で迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。
11月5日、中8週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入った。
12月24日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。
6歳（2018年）
3月3日、中9週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。
3月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。
4月15日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったラッシュアウトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。
4月28日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドラウダに3/4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。
5月5日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月20日、中1週で迎えた34戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。最後はグラミスキャッスルと並んで13着同着となった。
8月25日、約3か月の休み明けで迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月22日、中3週で迎えた36戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。