コスモブレイクスル（2012年生、母キタサンアジタート）

コスモブレイクスル（2012年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突破口、ブレイクする」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時14歳）と交配したキタサンアジタートが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の名古屋チャレンジカップチェリー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、米田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって367.5万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2015年）

1月16日、中4週で迎えた3戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォルティスを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったフジノキンメダルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴィクトリーガールに1馬身半の差をつけて優勝

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ホレミンサイヤに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山鳩特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウケイワイルドを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4月22日、中1週で迎えた10戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキモンダッシュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、アポロメインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月12日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた17戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた18戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

4歳（2016年）

1月20日、中4週で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、船橋にんじん、枝豆、なしカップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったピースロードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた28戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は實川純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた29戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、風神賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた31戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、夏は乗馬のベストシーズン!クレイン千葉杯（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた32戦目は、梅津美紗誕生日記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた34戦目は、メディアは兎も角愛する女性と大谷統合記念（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。