キープザフィールド（1994年生、母ダイナアグリー）

キープザフィールド（1994年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時15歳）と交配したダイナアグリーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地39戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の兵庫特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,600万円（130万×20口）で一口馬主が募集された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったバーボンカントリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したナリタジュピターを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

1月27日、中6週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（9戦0勝）。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（10戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトウショウコスモスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳500万下のすいれん賞（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（12戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

11月29日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4歳（1998年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（13戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたアグネスレジェンド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月31日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（14戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月21日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（16戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイカシミズダニをハナ差振り切って2勝目を収める

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず最後はタカエンペラーと並んで9着同着となった。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（17戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（18戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

8月9日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（19戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドルシネアを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（20戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（21戦3勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はゼンノキセイと並んで7着同着となった。

10月3日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（22戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタマモヒカリに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月17日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（23戦4勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたグランドシンザン決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（24戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

5歳（1999年）

1月16日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（25戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（26戦4勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月12日、約10か月半の休養明けで迎えた35戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下のクリスマスキャロルステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（27戦4勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6歳（2000年）

2月12日、中6週で迎えた37戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた38戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（28戦4勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。