アオイアルファワン（2019年生、母ステラマドレード）

アオイアルファワン（2019年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+アルファ+1」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したステラマドレードが17歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、新谷幸義によって5,060万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月16日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた2戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたロジマンボ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月19日、中6週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月27日、中7週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月25日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったアイスキングに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4歳（2023年）

1月24日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルールザウイングスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月23日、中3週で迎えた11戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、夜空の星を、月を見守る会記念（名古屋ダート920m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、貴島杯30´sメモリアル（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた21戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、坂本真洋42歳誕生日記念（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた22戦目は、大田川特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、名古屋モーニングフィーバー40（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したブリリアントギフトを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、あおいJMA4種目日本新達成杯（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた25戦目は、小林光広さん還暦記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた27戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5歳（2024年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したザスターオブチグサを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた31戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スターサファイアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエースオブスペーズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、花吹雪賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアホウジョウを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。