マネーワン（1988年生、母マサキセンプー）

マネーワン（1988年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時8歳）と交配したマサキセンプーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社青森牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。1990年の京成杯3歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月4日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノースソロモンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月6日、中3週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のフジノミョウジンをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3歳（1991年）

8月18日、約8か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は菅原泰夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4歳（1992年）

2月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原泰夫騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。