サロンミュージック（1992年生、母ハイエストソサエティー）

サロンミュージック（1992年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザンテースト（当時21歳）と交配したハイエストソサエティーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦4勝2着1回、中央障害10戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の初春賞(900万下)。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月29日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイナテスコに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月18日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

4歳（1996年）

1月15日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 小雪/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’96オープニングカップ（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた15戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオンワードアイガーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月1日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の真間川特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハマチドリをクビ差振り切って3勝目を収める

8月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下の鹿野山特別（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったルグリエールをクビ差捉え切れず2着となった。

12月22日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のミスタービッグベンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月15日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた28戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカオスをクビ差制して優勝

6歳（1998年）

1月6日、中5週で迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた33戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリブルラッシュに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月14日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦堅治騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた35戦目は、美浦トレーニングセンター開設20周年記念エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月13日、約8か月の休み明けで迎えた36戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた37戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた38戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた39戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた41戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。