スピリアクイック（2000年生、母ヨネノハマナス）

スピリアクイック（2000年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「すぐれた速さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時15歳）と交配したヨネノハマナスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方23戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、米田牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、古澤秋信によって315万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月11日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

10月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のウィンターフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた11戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

8月13日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のローランパドゥをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三井健一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三井健一騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三井健一騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた17戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で三井健一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた18戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で三井健一騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた19戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で三井健一騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2004年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で三井健一騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリアルプスから1馬身半差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三井健一騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーヤマトをクビ差制して2勝目を手にした。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で三井健一騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた23戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で三井健一騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で三井健一騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた25戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた26戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた27戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクレヴァネスバイオに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングハヤテをハナ差制して4勝目を収める

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三井健一騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3ハ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた33戦目は、一般C3ハ（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。