アイスジャイアント（2019年生、母アイスドール）

アイスジャイアント（2019年5月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「天王星型惑星で巨大な氷惑星」。毛色は栗毛。種牡馬のダンカーク（当時13歳）と交配したアイスドールが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のJBC2歳優駿(Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月12日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘラルドバローズを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月3日、中6週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のナッジに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2022年）

5月4日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

7月13日、中9週で迎えた5戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4歳（2023年）

2月4日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカサデガから2馬身差の2着となった。

7月9日、中9週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中6週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた11戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2024年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヴァレッタカズマに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月6日、中4週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。