アダムカラノテガミ（2000年生、母Bag of Tricks）

アダムカラノテガミ（2000年2月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「アダムからの手紙（アダム＋冠名）」。毛色は芦毛。種牡馬のA.P. Indy（当時11歳）と交配したBag of Tricksが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般B19 C3。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、アメイジングバイオに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2003年）

6月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

4歳（2004年）

2月1日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月20日、中6週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4月29日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B19 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキショパンに約22馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5歳（2005年）

5月1日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。