シュンリキ（2006年生、母ブライアンガール）

シュンリキ（2006年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力。力のある馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したブライアンガールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原一也。戦績は、中央平地22戦0勝2着4回、中央障害6戦1勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川博によって315万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月12日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月28日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月15日、中0週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアドマイヤメジャーにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたタクティクス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローズリパブリックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったキャッツテイルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシアトルシーフェアに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラファエロに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月28日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた25戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

6月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオミヤゲに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月9日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2011年）

5月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。