シルクライジング（2006年生、母ダンサーズシューズ）

シルクライジング（2006年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋上昇」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したダンサーズシューズが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦8勝2着12回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上B1。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,300万円（4.6万×500口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2010年）

2月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウケイシャインに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたレオビンテージ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシェヴァルフォルテを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月4日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったヒビキマーカーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ロッチドリーマーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハートランドロバリを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

7月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシャムシールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアンティシペイターに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、はまゆう賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、ひがんばな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したホクセツロマンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2011年）

5月19日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたフェイヴァー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、川西きんたくん特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたネオペンドラゴン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2012年）

2月29日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカチドキハルに1馬身3/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4月11日、中2週で迎えた19戦目は、なのはな賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のタガノラガマフィンを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

11月27日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーネイチャーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2013年）

1月17日、中1週で迎えた23戦目は、はこべら賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のマルカンタイショウをクビ差振り切って6勝目を収める

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイユーリスペクトに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月26日、中3週で迎えた25戦目は、三菱電機オーロラビジョン特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンジェリークダダを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を手中に収めた。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルフレンズを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月12日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた31戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったステディネスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた32戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したホープマイスターにアタマ差届かず2着となった。

1月26日、中2週で迎えた35戦目は、アプローズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた36戦目は、こぶし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上B5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた38戦目は、春分賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。