ダイワシーゲル（1987年生、母ダイワベル）

ダイワシーゲル（1987年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンエイソロン（当時9歳）と交配したダイワベルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中牧場。戦績は、中央平地13戦4勝。1989年の福島3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

10月29日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロケットダンサーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳400万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

3歳（1990年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた6戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4歳（1991年）

6月22日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマチエールに3馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキャットプリンセスに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルビューベルを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

9月28日、中3週で迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた12戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野栄治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。