ケイアイハーバー（2000年生、母Native Fire Dance）

ケイアイハーバー（2000年4月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時6歳）と交配したNative Fire Danceが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネホマレを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2003年）

1月9日、中3週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーデスティニーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月25日、中1週で迎えた6戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月12日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月16日、中4週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユニークステータスをクビ差振り切って2勝目を収める

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアミフジハンターに2馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2004年）

1月1日、連闘で迎えた14戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月4日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、一般C1二三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた17戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。