コトブキパワー（1986年生、母ダイニミサイル）

コトブキパワー（1986年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のムツミマサル（当時18歳）と交配したダイニミサイルが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はかみむら牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方23戦3勝。主な勝ち鞍は1988年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

10月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したホシプリコシアスにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月4日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスガノジョンに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた10戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝2000m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月24日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の涼風特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳A2（三条ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた14戦目は、高田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の萩特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳戦の清秋特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は青木智義騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のいちょう特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のアラブ王冠（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミスターローレル賞（新潟(地)ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた19戦目は、松原正文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のジヨリイペガサスに半馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月7日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のリンゴーソプラノに3/4馬身の差をつけて優勝

6月11日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた28戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた29戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で近藤二郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキワンに半馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月9日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた33戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。