ヒダカオーシャン（1996年生、母シルバーエコー）

ヒダカオーシャン（1996年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時15歳）と交配したシルバーエコーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、中央障害8戦1勝2着1回、地方3戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額893万円（8.93万×100口）で一口馬主が募集された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月14日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

3歳（1999年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は白坂聡騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のプレシャスシチーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったアッパレイモンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（8戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（2000年）

1月16日、中9週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルランツァに約10馬身の大差をつけて2勝目を奪取した。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は川合達彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレイブハンターから約21馬身差の2着となった。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた27戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた28戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月5日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、プリムラ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は白坂聡騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた31戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったキョウエイトルースに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた32戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイサークルからクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2001年）

1月8日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（13戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で白坂聡騎手（14戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、逃げるトウショウエポックにハナ差届かず2着に惜敗した。