トゥザユニヴァース（2006年生、母マッチポイント）

トゥザユニヴァース（2006年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宇宙に向かって」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したマッチポイントが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は竹内良一。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹内良一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって871.5万円で落札された。5歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月4日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4歳（2010年）

3月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5月10日、中9週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、遠別岳レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた8戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、こんぶ入り生たれレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、楽天銀行賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、武家住宅資料館レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったタケショウナイトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、スキー・スノーボード天国レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、岩手競馬みんなで応援NWカップ（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2011年）

1月10日、中0週で迎えた14戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したセイウンノレッジを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。