カシノテット（1986年生、母エムエステツト）

Kashino Tit

1986.03.14

カシノテット（1986年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヤツジヤー（当時15歳）と交配したエムエステツトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は吉永 等。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月16日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハヤトエリーゼをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（1989年）

2月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた6戦目は、4歳400万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小迫次男騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた7戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。