モガミハイペリオン（1986年生、母スマイリング）

Mogami Hyperion

1986.03.30

モガミハイペリオン（1986年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノノアルコ（当時15歳）と交配したスマイリングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上 悦夫。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

今津福松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は那須孝一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったシャンハイリルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカベンソンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングペガサスに6馬身の差をつけて優勝

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグリンチュデスタに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（8戦3勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワダグラスにクビ差届かず2着となった。