トモクン（2000年生、母ミスマルコチャン）

トモクン（2000年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「友君」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェネラス（当時12歳）と交配したミスマルコチャンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地33戦3勝、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、向別牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、梅崎敏則によって1,050万円で落札された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた2戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイシンクルーズを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2003年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月20日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のハクリュウベストに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月14日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のミネノパワフルに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5歳（2005年）

1月9日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

7月31日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦2勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6歳（2006年）

3月5日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた30戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦2勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦2勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた36戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のフリースタイルに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月18日、中8週で迎えた37戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2007年）

4月7日、約4か月半の休養明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。