セイウンラピッド（2006年生、母Patty Keene）

セイウンラピッド（2006年2月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋速い」。毛色は鹿毛。種牡馬のInclude（当時9歳）と交配したPatty Keeneが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2009年のフォーチュネイトあじさい特別。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月28日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

5月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクドルフィンを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。