ヨルノテイオウ（1995年生、母クリスタルシューズ）

ヨルノテイオウ（1995年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアスワン（当時16歳）と交配したクリスタルシューズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月16日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月23日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したピストルスターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月18日、中7週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルミニスターを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（1999年）

4月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月19日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシズノサンデーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月31日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5歳（2000年）

4月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月30日、中3週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた21戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6歳（2001年）

2月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた23戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2002年）

1月2日、約9か月半の休養明けで迎えた27戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般B（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月10日、中5週で迎えた28戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワレインをクビ差制して久しぶりに白星を挙げた。

3月10日、中3週で迎えた29戦目は、水仙特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。