カシノファルコン（2007年生、母パニエドレス）

カシノファルコン（2007年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘機名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサイレントハンター（当時14歳）と交配したパニエドレスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は戸田ゆり子。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 16。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸田ゆり子から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、戸田ゆり子から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は大下智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた6戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドレインボーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で長田進仁騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で長田進仁騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で長田進仁騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったオペラサカエに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で長田進仁騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で長田進仁騎手（12戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はカシノビヨンセと並んで1着同着となった。

12月18日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（13戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月4日、中1週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオーマイマミーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。