エターナルモール（2015年生、母キミモール）

エターナルモール（2015年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時10歳）と交配したキミモールが19歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、地方10戦4勝。2018年のユングフラウ賞(牝S2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は489kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルオカマイマーに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のクラーベセクレタ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のパパドプロスを半馬身振り切って2勝目を収める

12月31日、中3週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

3歳（2018年）

1月9日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスプリングマンに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月14日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のグラヴィオーラに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた8戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月30日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4歳（2019年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、初夢賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

12月30日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

5歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた16戦目は、ローズマリー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた17戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

2020年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。