ユランコタン（2001年生、母セイカテンチュウ）

ユランコタン（2001年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名＋集落、村（アイヌ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時11歳）と交配したセイカテンチュウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は坂部牧場。戦績は、中央平地22戦1勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のゆきつばき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

8月26日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイブリーガルからクビ差の2着に甘んじた。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーローズに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2004年）

5月23日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンレーサーを異次元の末脚で3/4馬身差し切って休み明け初戦を制した。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2005年）

1月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

7月17日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6歳（2007年）

3月31日、約18か月半の休み明けで迎えた19戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた21戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

7月14日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。