シュパネントウィル（2022年生、母Spank）

Spannend Will

2022.03.15

シュパネントウィル（2022年3月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「わくわくさせる(独)+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のWar of Will（当時6歳）と交配したSpankが2023歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2025年の名古屋チャレンジカップ ライム賞。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローランドバローズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジューンエオスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2025年）

7月19日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたカルミアクラウン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、モズケイスターに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中6週で迎えた6戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップ ライム賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマダムイグレインに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。