イデアイホマジョル（2017年生、母マスイデア）

イデアイホマジョル（2017年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋長男（西）」。毛色は青毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時15歳）と交配したマスイデアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西川富岡牧場。主な勝ち鞍は2021年のさくらんぼ特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2020年）

1月6日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったルヴァンヴェールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月23日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた14戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、曼珠沙華特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、埼玉の美味しい梨賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたモリトローテローゼ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、クヌギ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた18戦目は、川崎競輪郡司浩平KEIRINGP杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた19戦目は、やっぱりいちごは吉見で賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた20戦目は、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったクロスフーガに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた21戦目は、雁坂峠特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトイトイトイ決め手に屈してハナ差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた22戦目は、初花月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、桜月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた24戦目は、春光特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた25戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフクサングレートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた26戦目は、ナツツバキ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤津和希騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、鳴神月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたギンザロッソ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた28戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のギンザロッソをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた29戦目は、武甲山特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5歳（2022年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた32戦目は、大黒坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた33戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、魚座特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月15日、中2週で迎えた34戦目は、スミレ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったアムールショコラにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

デビュー前

岡田一男厩舎（浦和）へ入厩。

6月3日、デビュー戦は岡田大騎手を鞍上に据えて、風待月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての大外11番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、立秋特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた38戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の処暑特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた39戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた40戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で七夕裕次騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。