ハリケーンリッジ（2020年生、母ワシントンレガシー）

ハリケーンリッジ（2020年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワシントン州にあるオリンピック国立公園の名所の一つ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したワシントンレガシーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2023年）

1月29日、中9週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサルヴァトーレに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキタノブライドをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月20日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアンリーロード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

9月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

4月27日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。