ジーティーアンティ（2005年生、母チェリーパワー）

ジーティーアンティ（2005年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おばちゃん。かわいらしいと思ったから」。毛色は栗毛。種牡馬のムタファーウエク（当時9歳）と交配したチェリーパワーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2-6。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月16日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は414kg。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

9月13日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイナズマステルスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月4日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したムーヴスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアムリタを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアフターソングを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロンギングバブルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のユーワアンビシャスをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月5日、中0週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミナミナを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミッションを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオカノインパクトに1馬身の差をつけて優勝

8月17日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C7（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2010年）

4月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月13日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイコハンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月28日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清水裕一騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマルシゲシェーバーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月17日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で清水裕一騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。