フレンドリーステラ（2002年生、母マキーナ）

フレンドリーステラ（2002年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（友好的な）＋星（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時11歳）と交配したマキーナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月30日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルモントセレブを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月26日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエフテーコンコルドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のウエスタンルージュに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4歳（2006年）

1月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

6月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のスマートエッジに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた17戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2007年）

1月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月10日、中5週で迎えた19戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6歳（2008年）

1月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、望春賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた24戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。