ジュメイラ（2013年生、母パームアイランド）

ジュメイラ（2013年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドバイの浜辺の居住区名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時12歳）と交配したパームアイランドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月21日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず14着に敗れた。

3歳（2016年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ベラポーサに交わされて5馬身差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月29日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダンスアワードに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、秋麗特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた10戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、東松山の梨ゼリー賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のエメラルコザカナに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、埼玉県物産観光館「そぴあ」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイチに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。