タイバロン（1984年生、母タイリズム）

Tai Baron

1984.05.27

タイバロン（1984年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時10歳）と交配したタイリズムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1986年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のシンゲキカホーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3歳（1987年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた4戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の雪割草特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は増井裕騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のアネモネ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、カネダイカチドキに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたイブキハーディ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。