ジェネシスロック（2010年生、母ムーニーポンズ）

ジェネシスロック（2010年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『創世記の石』、アポロ１５号が月から持ち帰った石」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したムーニーポンズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地27戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の富嶽賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前田幸治によって2,100万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月8日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のウインドクラストに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中9週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2013年）

4月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したサウンドカスケードを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアスターストームにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウゾンビをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたホープタウン決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったキタサンエピソードに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月17日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したラフジェントリーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスターペスユウコを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月22日、中3週で迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したゼンノヒストリエにハナ差届かず2着となった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったデルマネコムスメにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフミノファルコンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月18日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

6歳（2016年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。