ペプチドクイン（2002年生、母クインモアー）

ペプチドクイン（2002年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時11歳）と交配したクインモアーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月8日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

8月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた2戦目は、松下裕樹騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズドレスアップに交わされて5馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松下裕樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松下裕樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳B7（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松下裕樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエフテーウエルズを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松下裕樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2006年）

5月21日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では見せ場なく18着に終わった。

7月9日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るベティノミタユメを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルスキーに2馬身半の差をつけて優勝

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオニヘイに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンドメールに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた15戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5歳（2007年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシラタマボーイを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。