カイジンシーザリオ（2008年生、母エーブコランディア）

カイジンシーザリオ（2008年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時11歳）と交配したエーブコランディアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、地方31戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の復興支援がんばれ山形県(B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、キヨタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松野勝己厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2010年）

9月5日、デビュー戦は青柳正義騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた4戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のケイト賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月14日、中0週で迎えた11戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の復興支援がんばれ山形県（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイノカントリーに約11馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の頑張れ!!金沢競馬!!小澤杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦の美味しく食べて応援します。会津地鶏（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールドファイターに3/4馬身交わされて2着となった。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の梅鉢紋特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の石動山特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた22戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた23戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったマイネルコンプソスを半馬身捉え切れず2着となった。

7月26日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦の千里浜特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦の心むすび大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた26戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた27戦目は、3歳戦の蔵コンサート特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月20日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月27日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

10月4日、連闘で迎えた30戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた31戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。