スマートセプター（2019年生、母デアリングワールド）

スマートセプター（2019年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王位、王権」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したデアリングワールドが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアタカンテを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2022年）

1月15日、中5週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

8月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフォーワンセルフに2馬身半の差をつけて制した。

4歳（2023年）

4月29日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスのオーストラリアトロフィー（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月11日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、フームスムートに3/4馬身交わされて2着となった。

6月18日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5歳（2024年）

2月10日、中9週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。