ヨイドレテンシ（1994年生、母ファイントゥグロウ）
Yoidore Tenshi
1994.03.22
ヨイドレテンシ（1994年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のエルセニョール（当時10歳）と交配したファイントゥグロウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害30戦2勝2着2回。1999年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入った他、2000年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1996年）
11月30日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。
12月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
3歳（1997年）
1月7日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。
3月9日、中8週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。
3月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。
4月19日、中3週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。
5月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタヤスマッキンリーに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
5月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
6月7日、中1週で迎えた9戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。
6月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。
11月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。
12月7日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。
12月13日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。
4歳（1998年）
1月11日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。
2月7日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。
3月7日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。
3月28日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。
5月23日、中7週で迎えた18戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
6月7日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドクターホーラーから約17馬身差の2着となった。
6月28日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月26日、中3週で迎えた21戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカシーズに2馬身の差をつけて優勝
8月16日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフラッシュオブワンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
8月29日、中1週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月24日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 小雨/稍重）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は嘉堂信雄騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。
11月21日、中3週で迎えた25戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5歳（1999年）
3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦2勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。
4月11日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた27戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4100m 雨/不良）に62kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
5月16日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
6月12日、中3週で迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。
11月6日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、4歳以上900万下の西郷特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は常石勝義騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。
11月20日、中1週で迎えた31戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月18日、中3週で迎えた32戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。
6歳（2000年）
1月8日、中2週で迎えた33戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。
2月12日、中4週で迎えた34戦目は、T.マジョルクリック騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月11日、中3週で迎えた35戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 小雨/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
4月15日、中4週で迎えた36戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4100m 雨/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。
5月13日、中3週で迎えた37戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月10日、中3週で迎えた38戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月14日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。
11月11日、中3週で迎えた40戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月2日、中2週で迎えた41戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月23日、中2週で迎えた42戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。
7歳（2001年）
1月14日、中2週で迎えた43戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンエスコートから1馬身3/4差の2着となった。
2月10日、中3週で迎えた44戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に敗れた。
3月10日、中3週で迎えた45戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
3月24日、中1週で迎えた46戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。
4月14日、中2週で迎えた47戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。
5月12日、中3週で迎えた48戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。