マーチンシルビア（1993年生、母イワサンパワー）

マーチンシルビア（1993年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時15歳）と交配したイワサンパワーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）愛北牧場。戦績は、中央平地7戦2勝。主な勝ち鞍は1996年の高山特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月4日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のナリタマイスターに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

10月5日、約11か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず最後はフリーダムダンスと並んで9着同着となった。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハイセンスモモコに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（1997年）

1月11日、中5週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。