シュートチャンス（2007年生、母フジノマジョルカ）

シュートチャンス（2007年5月31日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時20歳）と交配したフジノマジョルカが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、地方32戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

寺嶋正勝厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2009年）

11月23日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は499kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレゼニスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2010年）

1月19日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったファンシーベルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2011年）

4月20日、約13か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミステリークイーンを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、やまもも賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた10戦目は、たかさご万灯祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月27日、中3週で迎えた11戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた12戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（2012年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた17戦目は、なずな賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

2月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスナークワイルドに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月11日、中2週で迎えた20戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた23戦目は、くらら賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月21日、中9週で迎えた24戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高畑皓一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、勝ったアキノセイレンにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高畑皓一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったアロースコーピオンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高畑皓一騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で高畑皓一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2013年）

1月24日、中9週で迎えた29戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレインボーシューズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。