バクシンワンダー（1999年生、母テンザンミューズ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、藤原牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、及川幸夫から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

2歳（2001年）

11月12日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ハマノクロスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のホワイトスワンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコマノサクラに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユメノシンフォニーに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月15日、中8週で迎えた7戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月22日、中0週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の金の弩標特別（笠松ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホワイトスワンに2馬身の差をつけて制した。

11月7日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルカイオスに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、プリメーロテンビーに交わされて2馬身差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルアンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

6月27日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャイニングガイを半馬身振り切って久しぶりの実戦を物にした。

7月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、最後はシナノコウヨウと並んで3着同着となった。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヨシノエンジェルに4馬身の差をつけて制した。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた21戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンビーライアンに1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。

11月5日、中4週で迎えた22戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。