ユールドゥー（2011年生、母ナントカナルサ）

ユールドゥー（2011年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自分でやろう」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時9歳）と交配したナントカナルサが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマンハッタンヘンジに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下のアスター賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月21日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はサンバデジャネイロと並んで14着同着となった。

2月17日、中2週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月28日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（2015年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月5日、中6週で迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた14戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内雨/重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウケイゴールドから8馬身差の2着となった。

8月15日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルクレイズに半馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2016年）

3月26日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。