ビッグジャイアント（2013年生、母メイプルマリチャン）
Big Giant
2013.03.24
ビッグジャイアント（2013年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時8歳）と交配したメイプルマリチャンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はストロベリーフィールドファーム株式会社。2016年の優駿スプリント(S2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
2歳のとき、ストロベリーフィールドファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。
薮口一麻厩舎（浦和）へ入厩。
2歳（2015年）
10月30日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアローズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
11月30日、連闘で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリデンリオを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。
12月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のフロンティアジュベナイル特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したワールドプリンスにクビ差届かず2着に甘んじた。
3歳（2016年）
1月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。
3月8日、中8週で迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。
3月31日、中2週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイヤトゥワイヤーをクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。
6月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。
8月22日、中7週で迎えた10戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
9月13日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。
11月25日、中9週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のクレバーペガサスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
12月22日、中3週で迎えた13戦目は、ファイナルドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったミキノブルーグラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
4歳（2017年）
1月20日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の端月特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノプリンスをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。
2月23日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
3月30日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラガッソに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
5歳（2018年）
2月13日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。
8月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、ウッドフォードリザーブ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。
8月15日、中1週で迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーフォロワーを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。
9月6日、中2週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、菊月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
9月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックバードに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月25日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。
11月9日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の小春日和特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
11月20日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。
12月25日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
6歳（2019年）
1月8日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
7月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦の水芭蕉特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。
7月15日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のエフケイバ成田!7周年記念レース!（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。
7月24日、連闘で迎えた29戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のトワイライトカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。
8月20日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（9戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。
8月29日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦のミッドナイトダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
9月10日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（10戦3勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。
10月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、ハンデ戦の小春月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。
7歳（2020年）
4月24日、約6か月半の休養明けで迎えた34戦目は、夏初月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
5月6日、中1週で迎えた35戦目は、いろわけいるか特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。
5月29日、中2週で迎えた36戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。
6月25日、中3週で迎えた37戦目は、パール賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。
12月25日、約6か月の休み明けで迎えた38戦目は、クリスマス特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。
8歳（2021年）
1月7日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた39戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。