ジェンティリティー（2005年生、母キャットクイル）

ジェンティリティー（2005年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家柄の良い」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したキャットクイルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害6戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月27日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2008年）

2月17日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

12月16日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシアトルシーフェアに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスマロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月22日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコンヴィヴィオにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月1日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のマルタカラッキーを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた13戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

5歳（2010年）

1月5日、中0週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

2月20日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月10日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

8月1日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

10月23日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

11月7日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2011年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。