トリックスター（2016年生、母プラウドウイングス）

Trickster

2016.03.12

トリックスター（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いたずら者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したプラウドウイングスが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村野康司によって4,320万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月11日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったサトノラディウスにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

3月30日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月10日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月17日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のウインブルーローズに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。