フォーティクイン（2012年生、母ラストキャノンズ）

フォーティクイン（2012年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時11歳）と交配したラストキャノンズが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、地方36戦6勝2着8回。2014年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

6月25日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミトノレオに半馬身届かず2着となった。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したコーズウェイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカットニスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したステファニーランに半馬身届かず2着となった。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた11戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3歳（2015年）

1月23日、中9週で迎えた12戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヘイゲルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月27日、中2週で迎えた14戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のパンジー特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月23日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4歳（2016年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた17戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したカツゲキエースを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイズイーグルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したドライトウショウを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月18日、中3週で迎えた23戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワーピッチングに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月17日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモカットに6馬身の差をつけて制した。

9月22日、中2週で迎えた26戦目は、白露特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、神無月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、中央区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、レイディルアレナに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた29戦目は、初霜特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミスアシングをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月30日、中5週で迎えた30戦目は、アデュー2016賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5歳（2017年）

1月25日、中3週で迎えた31戦目は、春駒賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、マーメイド賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた33戦目は、雲の峰賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったホクトマックイーンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のサマーナイト賞（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオーブスプリングを半馬身振り切って6勝目を挙げた。

8月29日、中4週で迎えた35戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6歳（2018年）

6月27日、約10か月の休養明けで迎えた36戦目は、東京ウォーカー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。