キクカホーネット（1994年生、母キクカエスポワール）

Kikuka Hornet

1994.04.02

キクカホーネット（1994年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガンボ（当時11歳）と交配したキクカエスポワールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飯島 功典。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月30日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたレピュテイション決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネショウテュータを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったビックアイネスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下のえりも特別（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月16日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリーンファイターを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

12月6日、中2週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコアレスヒーローをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。