ギガース（2021年生、母アルマーズビコー）

ギガース（2021年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したアルマーズビコーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。2024年のネクストスター東日本(S3)に勝利した他、2024年のニューイヤーカップ(S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会マフィンによって1,045万円で落札された。

佐藤裕太厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2023年）

10月27日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は515kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイジョーシオンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のジュニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたエイムフォーエース決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の千両スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワールドエンパイアに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3歳（2024年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクルマトラサンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

2月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳S3のネクストスター東日本（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のクルマトラサンに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

4月29日、中6週で迎えた7戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。