ウインメディウム（2015年生、母アラマササンデー）

ウインメディウム（2015年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋巫女」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したアラマササンデーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって723.6万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,500万円（3.75万×400口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月28日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクインズティガに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月18日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月6日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ナムラシンウチに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

1月31日、中8週で迎えた9戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアルファベットをハナ差振り切って優勝

4月14日、中9週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のナイトフィーバーに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

8月21日、中4週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、幻の八幡平バイオレット発売記念（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月23日、中6週で迎えた15戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のショウナンガレオンをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、湯河原梅林特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5歳（2020年）

1月4日、中2週で迎えた18戦目は、お年玉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

1月31日、中3週で迎えた19戦目は、サクラス戸塚10周年記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ショウナンガレオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中4週で迎えた20戦目は、啓蟄特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桜井光輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた21戦目は、花筏特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた22戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、開成町特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた24戦目は、手をつなぎたくなる街平塚特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2020年6月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。