マイネルハウンド（2002年生、母メジロスパニエル）

マイネルハウンド（2002年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋猟犬」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したメジロスパニエルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は樫村牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樫村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって367.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月13日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したユメロマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のテイエムハヤブサに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったトーセンロッキーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のこけもも賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。

8月14日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。