ファイテングボーイ（1998年生、母トミケンエリー）

ファイテングボーイ（1998年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時14歳）と交配したトミケンエリーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、地方15戦4勝2着7回。2001年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2000年のサラブレッド3歳優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南昭造厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

7月3日、デビュー戦は加藤和義騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は469kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるイエスマンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カエデホープに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイエスマンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェアチャンスに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったイエスマンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタテヤマワンダーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中5週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のサラブレッド3歳優駿（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるキクノライデンを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたガンツ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3歳（2001年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキクノライデンを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメルキオールに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月3日、中6週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2002年）

4月15日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた14戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゼンノガジュマル決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（13戦4勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。